ロレアルグループがJACQUEMUSとの独占的なビューティパートナーシップを発表した。これは、両者の創造性を融合させる新たな挑戦を意味し、ロレアルはJACQUEMUSの独立した発展を支援するためのマイノリティ投資も行う。この提携は、ファッションとビューティの境界を越えた革新を促進し、両ブランドの成長を加速させることが期待されている。
JACQUEMUSは2009年に設立され、独自の視点でハイファッションを再定義してきた。創設者であるサイモン・ポート・ジャックムスは、南フランスの影響を受けたデザインで知られ、これまでにもラベンダー畑やヴェルサイユ宮殿などユニークなロケーションでのファッションショーを通じて多くの話題を呼んできた。彼の創造的ビジョンは、アートや文化からのインスピレーションを受けながら、常に新たなストーリーテリングを追求している。
ロレアルリュクスのプレジデント、シリル・シャピュイ氏は、JACQUEMUSの参加がラグジュアリービューティの可能性を最大限に引き出すと自信を示し、両ブランドのコラボレーションが新たな魅力をもたらすことを期待している。一方、ジャックムス氏は、ロレアルとの提携を通じて、自身のビジョンを実現できることに誇りを感じており、未来に向けた期待を語った。
ロレアルは115年の歴史を持つ美容業界のリーダーであり、多様なブランドポートフォリオを展開している。持続可能性や倫理的な美の創造に力を入れ、世界中の消費者のニーズに応え続けている。特に「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じて、環境保護への取り組みも強化している。
JACQUEMUSは、パリを拠点とする独立系ファッションブランドとして、デジタル戦略を駆使し、国際的な展開を加速させている。新たにオープンした旗艦店は、世界中のトレンドを発信する拠点となり、ブランドの成長を支えている。
このパートナーシップは、ファッションとビューティの融合を目指し、消費者に新しい体験を提供することを目的としている。両ブランドのコラボレーションがどのような新しい価値を生み出すのか、今後の展開に期待が高まる。
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