
日清オイリオグループ株式会社は、ファインケミカル事業の拡大を目指し、2025年4月にタイのバンコクに駐在事務所を開設します。この新たな拠点は、経済成長が著しい東南アジア市場における化粧品原料の需要に応えるための重要なステップです。バンコクは化粧品産業の中心地であり、ここでのマーケティング活動を通じて市場のトレンドや顧客のニーズを直接把握し、迅速に最適な製品やサービスを提供することが可能になります。
さらに、この事務所の設立により、インドネシアの化粧品原料商社PT. TAKAHA MULTICHEM INDONESIAとの連携を強化し、インドネシア市場の開拓にも力を入れる計画です。インドネシアは若い人口と急速な経済発展が特徴的であり、将来的には独自の拠点設置も視野に入れています。また、Halal化粧品の需要が高まる中で、TAKAHAとの協力を通じて得られる知見を活かし、Halal対応の化粧品原料の拡充も進める予定です。
新しいバンコク駐在事務所は、日清オイリオグループのグローバルなプレゼンスを強化し、2025年度からの中期経営計画「Value UpX」における基幹戦略の一環として、利益成長を実現するための重要な役割を果たすことになります。所長の松本恭平を中心に、3名のスタッフがこの新たな挑戦に取り組み、化粧品原料市場でのシェア拡大を目指します。
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