株式会社マンダムは、汗や体臭が身体だけでなく精神的にも影響を与えることを認識し、2006年から体臭研究、2010年から汗腺研究に取り組んできました。2023年には大阪大学との共同研究により、新しい制汗成分「GMA」（グリチルリチン酸モノアンモニウム）が、温熱性発汗や精神性発汗を抑制することを世界で初めて発見しました。このGMAは、汗腺の筋上皮細胞の収縮を抑え、発汗量を4〜6割減少させる効果があります。
杏林大学名誉教授の古賀良彦氏の監修のもと、GMAを含む制汗剤が心理的ストレスを軽減し、脳のパフォーマンスを向上させる実験が行われました。結果、GMAを使用した場合、発汗量が減少し、プレゼンテーションや計算課題において脳の前頭葉が活性化され、パフォーマンスが向上する可能性が示唆されました。具体的には、計算課題の達成数が平均40問向上し、ストレス軽減にも寄与することが確認されました。
今回の研究から、GMAを使った汗対策が、特に緊張を伴う場面でのパフォーマンス向上に貢献することが期待されます。マンダムは今後、GMAを用いた新たな制汗技術の開発を進め、日常生活での汗マネジメントを提案していく方針です。これにより、誰もが快適に過ごせる社会を目指します。
マンダムの研究は、汗やにおいがもたらす社会的な問題に対する解決策を提供し、生活者の日常を豊かにすることを目指しています。詳細は「汗とにおい総研」や公式サイトで確認できます。
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