築野グループ株式会社が発表した新たな研究成果が注目を集めています。米糠から抽出された成分「フェルラ酸」、「イノシトール」、「γ-オリザノール」の皮膚透過性について、詳細な評価が行われ、その結果が日本化粧品技術者会誌に掲載されました。この研究では、ヒトの皮膚組織を用いて、拡散セル装置を使った実験が行われ、各成分が皮膚を透過する能力が確認されました。
特に興味深いのは、フェルラ酸が最も高い透過性を示した点です。実験では、各成分を1%配合した化粧品製剤を作成し、皮膚表面に添加後、真皮側からの成分量を測定しました。その結果、すべての成分が皮膚を透過し、細胞に直接作用する可能性が示唆されました。米糠由来成分の美容効果が近年注目される中、築野グループの研究は、その実用性をさらに裏付けるものとなっています。
築野グループは、米ぬかの成分を活用して「こめ油製造事業」や「ファインケミカル事業」など、幅広い分野での応用を進めています。精米時に発生する副産物である米ぬかを100%活用し、地球環境や生産者、消費者にとって良い循環の実現を目指しています。今後も米ぬかの可能性を探求し、美容や健康に寄与する製品の開発を続けていくことでしょう。興味のある方は、ぜひ公式サイトで詳細をチェックしてみてください。
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