2025年5月21日、大阪・関西万博のポップアップステージで開催された「JAPANESE HAIR CULTURE ～未来の美を創造するヘアデザイナー～」は、日本の理美容文化を世界に発信する特別なイベントでした。この舞台では、全国から集まった理美容師や学生たちが技術や感性を披露し、未来へのビジョンを共有しました。
このイベントの背後には、美容界のレジェンドである坂巻哲也氏の影響があります。彼が生前に立ち上げた「apish未来塾」が主導し、AIとして再現された坂巻氏が「未来は今日から始まっている」とメッセージを伝えました。万博という国際的な舞台で、日本の理美容文化の強さと可能性が示された瞬間でした。
関西の理美容学校から選ばれた学生ファイナリストたちは、「理美容業界の素晴らしさ」をテーマに3分間のプレゼンテーションを行い、観客の心をつかみました。審査の結果、上野心華さんが第1位に輝き、倉田和俊氏のプロデュースによるこのコンテストは、学生たちの新たな才能を引き出す場となりました。
ヘアパフォーマンスでは、apishのスタイリストたちがリアルタイムでモデルの髪を仕上げる様子が展開され、観客を魅了しました。さらに、韓国のK-POPガールズグループ「Kandis」が登場し、スタイリングを受けた後にパフォーマンスを披露。音楽とヘアデザインが融合した瞬間は、会場を熱狂の渦に巻き込みました。
トークセッションでは、デジタルサロン協会の森越道大氏とアピッシュの網野一廣氏が、AIと理美容業界の未来について熱く語り、参加者たちに新たな視点を提供しました。坂巻氏のAIが送ったメッセージは、理美容師としての在り方を再確認させるものでした。
最後に、すべての参加者がステージに登壇し、未来への希望を共有する感動的な瞬間が生まれました。このイベントは、クラウドファンディングと多くのスポンサーの協力によって実現し、理美容業界の未来を信じるすべての人々に感謝の意が示されました。
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