株式会社マンダムが開発した「パーマ処理なしでパーマスタイルを実現する整髪料」が、第26回日本化粧品技術者会(SCCJ)優秀論文表彰で奨励賞を受賞しました。この受賞は、2024年にSCCJ誌に掲載された原著論文や短報の中から選ばれたものであり、今後の発展が期待される研究に贈られるものです。
受賞論文の著者は、高嶋快土氏と中川淳史氏の2名。彼らは、パーマスタイルを楽しみたいが「施術に不安がある」「一日だけイメージチェンジしたい」といったニーズに応えるため、パーマ処理を必要としない新しい整髪剤の開発に挑みました。
この研究では、ロウ類と泡を組み合わせた泡状エアゾール製剤技術を確立。毛髪を固めることなく、髪の表面に微細な凹凸構造を形成し、毛髪同士を強く引っ掛けることでカールを保持することが可能になりました。さらに、毛髪の櫛通り試験でも高い引っ掛かり性が確認され、これがパーマ風スタイルの実現に寄与していることが示唆されています。
この革新的な技術は、マンダムの「ギャツビー メタラバー バブル パーマスタイルクリエイター」にも応用されており、今後も新たなヘアスタイリング技術の研究開発に取り組んでいくとのこと。マンダムの挑戦が、より多くの人々にスタイリングの楽しさを提供することを期待したいです。
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