近年、SNSでバズるコスメやルーティン動画が溢れる中、Z世代の中には投稿を控え、情報収集に徹する人が増えている。多くの人が「実はやっている」美容習慣やスキンケアコスメを持っているが、それを周囲に話すことは少ないようだ。そこで、ファッション・ビューティ分野のトレンドを発信する「スタイルアリーナ」が、表参道で行った街頭調査では、19〜30歳の女性25名を対象に、彼女たちの静かな信頼を寄せる美容習慣とアイテムについてインタビューを実施した。
調査結果では、84％の女性が「人に話したことがない美容習慣やスキンケアコスメがある」と回答。彼女たちの多くは、SNSに載せない「本命アイテム」を持ち、地味だけれど効果を実感していることがわかった。例えば、毎朝のスチームや、こまめな水分補給、ドクターズコスメの愛用など、実践内容は多岐にわたるが、共通して「信頼できるから続けている」という理由があった。
また、彼女たちが「言わない」理由は、自分にとって当たり前の習慣であったり、人気が出て手に入らなくなることを懸念しているからだ。特に、ドクターズコスメやロングセラーアイテムは、肌に合っているからこそ手放せない存在となっている。これらのアイテムは、見た目や話題性に乏しいが、確かな効果をもたらすため、静かに支持され続けている。
Z世代の美容習慣には、トレンドよりも効果が重視される傾向があり、彼女たちのリアルな声は、ブランドにとって重要なヒントとなる。今後の美容ブランドは、話題性だけでなく、長く信頼される理由を追求することが求められるだろう。
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