福井県あわら市で10月19日と20日に開催される第37期竜王戦七番勝負に合わせ、特別なメニューブックが作成された。このメニューブックには、対局中に藤井聡太竜王と挑戦者の佐々木勇気八段が楽しむ昼食やおやつ、ドリンクが掲載されており、全38品が紹介されている。あわら市ならではの食文化を全国に発信することを目的としており、対局棋士が選ぶ「勝負めし」、「勝負おやつ」、「勝負ドリンク」が含まれている。
メニューブックには、あわら市内38店舗が提供する自慢の料理が揃い、地元の豊かな自然から育まれた食材を使った料理が特徴だ。9月27日からは、メニューブックの配布が始まり、各店舗でも掲載メニューの提供がスタートした。竜王戦の会場だけでなく、市内外の観光施設やイベント会場でも配布され、訪れる観光客にあわら市の食の魅力を伝える。
また、10月5日・6日には東京のセルリアンタワーでもメニューブックを配布し、全国の将棋ファンにあわら市の食文化を広めることを目指している。さらに、8月8日から21日にかけて、対局棋士に食べてほしい「勝負めし」を選ぶインターネット投票を実施し、1,006名の参加を得て大変好評を博した。投票結果は10月21日にあわら市のホームページで発表される予定で、投票者の中から抽選で30名にオリジナルフェイスタオルがプレゼントされる。
あわら市は全国幸福度ランキングで5回連続1位を獲得しており、北陸有数の温泉地であるあわら温泉や、歴史を感じる金津地区、自然豊かな北潟湖など多彩な魅力を持つ。地域の魅力を発信し、対局を盛り上げるこのメニューブックが、あわら市の食文化を全国に広める架け橋となることを期待している。ぜひこの機会に、あわら市の「食の魅力」を堪能してほしい。