「スイーツ男子部」の一員として活躍する「スイーツ王子 いでくん」は、年間1000件以上のスイーツを食べ歩き、その魅力をInstagramを通じて発信しています。フォロワー数は15万人を超え、都内のラグジュアリーホテルや人気店のスイーツプロデュース、教育機関での講演など、多岐にわたる活動を行う彼は、今やスイーツ業界に欠かせない存在です。
いでくんがスイーツを好きになったきっかけは、心が荒んでいた6年前、たまたま訪れたカフェでの体験です。窓際のカウンター席に差し込む光に照らされたスイーツが、彼に癒しを与えました。その後、休日にはInstagramで気になるスイーツを探し、非日常的な時間を楽しむように。さらに、出会ったパティシエ志望の若者の言葉が彼の心に響きました。「スイーツを食べているときは、皆が笑顔だから、パティシエになりたい」との思いは、いでくんにスイーツの持つ力を再認識させました。
彼がInstagramを始めた理由は、最初は「女の子にモテそう」という軽い気持ちからでしたが、次第にフォロワー数の増加や、他者との共感を得ることに喜びを見出すようになりました。特に、男性がカフェでスイーツを楽しむ姿が少なかった当時、彼はその文化を広めたいと考えていました。
「スイーツ王子」としての活動の目的は、スイーツを通じて得た経験や人との出会いを還元することです。まだ知られていない魅力的なスイーツや店舗を盛り上げることで、社会や地域を活性化させたいという思いがあります。また、男性がスイーツを楽しむ姿をロールモデルとして示し、自分の好きなことを追求する生き方の可能性を広げたいとも考えています。
今後の目指す方向性について、いでくんは新しいことを追求し続けることを挙げています。スイーツに限らず、誰もが思いつかないようなアイデアを実現し、好きなことを極める生き方を提案していくことが彼のビジョンです。彼は、自分の活動が賛否を呼ぶこともあると認識しつつ、それを恐れずに自分の考えを貫き、共感してくれる人々のために全力を尽くす姿勢を持っています。
取材を通じて感じたのは、いでくんのスイーツへの深い愛情と、彼がその世界を尊重する姿勢です。彼の言葉には、スイーツを通じて人々に笑顔を届けたいという強い覚悟が込められていました。今後の活躍がますます楽しみです。
