青森県の奥入瀬渓流沿いに位置する唯一のリゾートホテル「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」では、2024年12月9日から始まるクリスマスイベント「氷瀑クリスマス」に合わせ、高さ3.5mの氷瀑クリスマスツリーの点灯式が行われた。この特別なイベントには宿泊者30名と、オリジナルアイテム制作に関わった地域の事業者が参加し、カウントダウンの後に青く幻想的に照らし出されたツリーに歓声が上がった。参加者たちは、心温まるホットドリンクを片手に、非日常的な空間で特別なひとときを楽しんだ。
青森県は冬になると厳しい寒さと積雪の影響で観光客数が減少し、宿泊者数も大きく落ち込むため、同ホテルは2016年まで冬季に休業していた。しかし、冬の奥入瀬渓流の魅力を広めるために、氷瀑をテーマにした様々なコンテンツを打ち出してきた。氷瀑クリスマスはその一環であり、氷瀑クリスマスツリーや氷瀑サンタクロースなど、氷瀑を存分に楽しめるイベントが盛り込まれている。今年は地域の事業者と協力し、氷瀑をモチーフにした伝統工芸品やアクセサリーを販売する「氷瀑クリスマスマルシェ」も登場する。
点灯式では、総支配人の掛川と地域の事業者5名が一緒にカウントダウンを行い、幻想的なツリーが輝く瞬間を共有した。津軽塗ブランド「KABA」の佐々木さんは、氷瀑の透明感を表現したアクセサリーについて語り、光の強さや角度によって変わる輝きを楽しんでもらいたいと述べた。また、事業者の小林さんも、氷瀑をテーマにした商品の魅力を語り、地域の冬の風物詩を伝えることの喜びを表現した。
イベント当日、地域の事業者たちは参加者にオリジナル商品の魅力を紹介し、ゲストは会話を楽しみながら買い物を満喫した。青森の伝統工芸品の存在を知り、氷瀑との組み合わせに感動する声も多く聞かれた。
「氷瀑クリスマス」は、2024年12月9日から25日まで開催され、参加は無料。幻想的な氷瀑クリスマスツリーや、氷瀑をイメージしたクリスマスケーキ、氷瀑サンタクロースが登場し、特別なクリスマスを演出する。星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルは、渓流を望む露天風呂や岡本太郎作の巨大暖炉が印象的なロビーを持ち、心から満たされる滞在を提供している。
