名店のパティシエが教える。モデル・松川星さんが学ぶ正しいフランス菓子 vol.5|「クグロフ」

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名店のパティシエが教える。モデル・松川星さんが学ぶ正しいフランス菓子 vol.5|「クグロフ」 新作スイーツ

フランス菓子の魅力を深く掘り下げる連載「パティシエ・シマ 島田徹シェフが教える 松川星さんが学ぶ正しいフランス菓子」では、フランスの伝統的なスイーツを紹介しています。特に11月のテーマは、フランス・アルザス地方の伝統菓子『クグロフ』。このお菓子は、かつてマリー・アントワネットも愛した逸品で、その魅力は一体何なのでしょうか。

指導を行うのは、東京麹町にある「パティシエ・シマ」のオーナーシェフ、島田徹氏。彼は日本初のフランス菓子専門店「A.ルコント」で基礎を学び、その後フランスへ渡り、著名なパティスリーやホテルでの経験を積んできました。彼の技術と知識は、洋菓子業界において非常に高く評価されています。

クグロフは、発酵させたブリオッシュ生地を使ったお菓子で、陶器の型で焼き上げられます。島田シェフは、クグロフの特徴として、可愛らしい帽子のようなシルエットと、バターや卵をたっぷり使った生地の美味しさを挙げています。彼の店では、シロップに浸したタイプも提供しており、アルザスでの焼きっぱなしのパンに近いスタイルも楽しめます。

クグロフの起源には様々な説があり、アルザス地方の陶器職人が作った型で焼かれたのが始まりとされる一方、オーストリアのウィーンからフランスに伝わったとも言われています。国境を越えて影響しあう文化の中で、クグロフは独自の進化を遂げてきました。

松川星さんはスイーツ好きで、クグロフを一口食べるとその美味しさに驚きます。外はサクッと、中はしっとりした食感が特徴で、シロップの甘さが口いっぱいに広がります。シンプルな見た目ながら、食べるたびに新たな美味しさを感じるクグロフは、パンとお菓子の良さを兼ね備えた魅力的な存在です。

島田シェフは、クグロフを「クグロフ アルザシアン」と「クグロフ エアリー」の二種類に分けて提供し、それぞれ異なる食感と風味を楽しめるように工夫しています。型の素材や製法の違いによっても風味が変わるため、様々なアプローチで作られたクグロフを楽しむことができます。

次回の記事では、フランスの自転車レースから生まれたスイーツ「パリブレスト」を取り上げます。これからも、フランス菓子の奥深い世界を一緒に探求していきましょう。

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