世田谷区の人気エリア、三軒茶屋にはおしゃれなカフェや喫茶店が多数存在し、その中でも特に注目を集めているのが「カボチャ」というカボチャ専門店だ。20年以上にわたりカボチャ料理を追求してきた店主、宮本雅代さんが営むこの店は、カボチャをテーマにした多彩なメニューが揃っている。店内に一歩足を踏み入れると、緑色の外観とオレンジ色の内装が目を引き、まるでカボチャの中にいるかのような可愛らしい雰囲気が広がる。
メニューには、カボチャを使ったプリンやガトーショコラ、フレンチフライ、スープ、さらにはクリームソーダまで多岐にわたる。宮本さんは、実家で食べたカボチャの煮物が大好きだったことから、カボチャ料理を主食にするようになり、さまざまなソースと組み合わせることでその魅力に取り憑かれた。製菓の専門学校を卒業後、パティシエとしての経験を積んだ彼女は、カボチャを使ったケーキが人気を博することに自信を持つようになった。
2006年に三軒茶屋で自身の店をオープンした当初は、カボチャ専門店ではなくケーキ屋としてスタートしたが、やがてカボチャに特化したメニューを展開する決意を固めた。2020年には移転し、イートインスペースを持つカボチャ専門店として新たに生まれ変わった。特に人気の「カボチャの焼きプリン」は、栄養価の高いカボチャの皮を使い、手間暇かけて作られている。皮、カスタードクリーム、濃厚なカボチャプリンの3層が楽しめ、メープルシロップをかけることで味変も楽しめる逸品だ。
冬になると提供される「カボチャスープ」は、ブイヨンや玉ねぎを一切使わず、豆乳で伸ばされた100%カボチャの味わいが堪能できる。素揚げのカボチャが入ったボリューミーなスープは、カボチャ好きにはたまらない一品だ。店内には、カボチャを使ったスイーツが並び、訪れる人々を魅了している。
このユニークなカボチャ専門店で、ぜひカボチャの世界観を楽しんでみてはいかがだろうか。カボチャの魅力が詰まったメニューが、あなたを待っている。