東京都練馬区に新たにオープンした「Bis（ビス）」は、愛くるしい焼き菓子と丁寧に作られたプチガトーが特徴のパティスリーです。オーナーシェフの鈴木シェフは、有名ホテルパティスリーでの修業を経て、2024年8月に自身のお店を開くことになりました。最寄りの豊島園駅から徒歩6分の静かな立地に位置し、鈴木シェフの地元である練馬区の雰囲気が選ばれた理由です。
店名の「Bis」は、元々の中華屋「エビス園」からの由来や、フランス語で「アンコール」を意味することから、食べたくなる魅力的なスイーツを提供したいという思いが込められています。店内に足を踏み入れると、どんぐりの形をした焼き菓子が並び、小動物が住んでいそうな可愛らしい空間が広がります。鈴木シェフは「いわゆるよくあるパティスリーにしたくなかった」と語り、独自の佇まいで訪れる人々を惹きつけています。
鈴木シェフは、かつて山の上ホテルで名物だった「山の上マロン」に敬意を表し、どんぐりをテーマにした焼き菓子を提供しています。どんぐりには「永遠の愛」という花言葉があり、多くの人に長く愛されるお菓子を作りたいという願いが込められています。ロゴにもどんぐりの要素が取り入れられ、土に還ったどんぐりが実を結ぶ様子が表現されています。
焼き菓子はマドレーヌやフィナンシェなど5種類あり、ギフトにも最適です。プチガトーについては、特にモンブランが注目されており、フランス産の栗のペーストとラムレーズン、コーヒーを組み合わせた独自の味わいが楽しめます。また、鈴木シェフが以前の職場で作っていたティラミスもあり、練馬区の「志村電機珈琲焙煎所」からセレクトしたエチオピアのコーヒーを使用しています。
他にも、シューキャラメルやサヴァラン、ショートケーキ、バスクチーズショコラなど多彩なラインアップが揃い、最近ではバターサンドも新作として登場しています。オープンからまだ1ヶ月も経たない中で、鈴木シェフは今後も様々なお菓子を展開していく予定です。これからの成長が非常に楽しみなお店「Bis」は、練馬区の新たなスイーツスポットとして注目されることでしょう。
