フェリシモが運営する「幸福のチョコレート(R)」は、11月8日に東京で始まった「幸福のチョコレート講座2024」を皮切りに、全国各地での講座を展開しています。この講座では、試食を交えながら、チョコレートバイヤーみりこと木野内美里が世界各国のチョコレートの特徴や、訪れたショコラティエのストーリーを楽しく解説します。全13回のこの講座は、東京、千葉、名古屋、広島、福岡、神戸で開催され、すでに一部会場は満席となっています。
参加者は、カタログ「幸福のチョコレート2025」を手に取りながら、試食チョコを楽しむことができ、各チョコの背景や特徴についての知識を深めることができます。特に、カカオショックと呼ばれる現在のチョコレート業界の課題や、SNSを通じて人気が高まっている新しいチョコレートのトレンドについても触れられます。講座では、参加者同士やスタッフとの交流も楽しめる時間が設けられ、チョコレートに関するさまざまな話題が飛び交います。
初回の東京回では、認定NPO法人ACEの白木朋子さんが「LOVE&THANKS基金」の取り組みについて説明し、カカオ生産地への教育支援や児童労働防止のための活動について具体的な取り組みが紹介されました。特に、カカオ生産地が直面している気候変動や経済的な課題についての深刻な現状が語られ、参加者はその重要性を理解することができました。
その後、木野内美里が登場し、カタログの表紙にカカオの実を採用した理由や、世界のチョコレート業界の動向について話しました。試食では、ガーナ、スロバキア、ドバイ、ギリシャ、ブルガリアなどのチョコレートが紹介され、それぞれの国の文化や特徴を反映した味わいが楽しめました。
特に、ガーナの「ビオコ」は、その味わいが「大アフリカ」を感じさせると評判で、参加者はその深い香りと風味に驚かされました。また、スロバキアの「ライラ」はサステナブルな素材を使用しており、価格変動に影響されにくい点が評価されています。ドバイのチョコレートも美しいパッケージが印象的で、アラビア文化の美的センスが反映されています。
このように、講座を通じて参加者は単なる試食を超え、チョコレートの背景や文化、さらには業界の現状についても学ぶことができる貴重な体験を得られます。今後も「幸福のチョコレート講座2024」は、各地で開催される予定で、チョコレート好きにはたまらないイベントとなっています。