2024年11月下旬、日本初の本格的なケール料理レシピ本『ケールのレシピ 強く、やさしく、美しい。魅せられるケールと料理』が発売される。この書籍は、野菜のケールに対する深い愛情から生まれたもので、50種類以上の多彩な料理レシピと美しい写真が収められている。編集を手掛けたのは、ケールに魅了されたKALEZINE編集部であり、料理は芦屋の人気店amasoraを主宰する池㞍彩子さんによるものだ。日常の食卓から特別な日のご馳走まで幅広く対応できる内容となっており、保存版としても重宝するだろう。
本書では、ケールの美味しさや栄養価だけでなく、見た目の美しさにも焦点を当てている。装丁や装画は清川あさみさんが担当し、ケールの魅力を視覚的に表現している。青汁の原料としてのイメージを超え、ケールの真価に触れることができる一冊だ。さらに、増田採種場の監修によるコラムや、全国のケール農家のリストも掲載されており、ケールの栽培や流通についても知識を深めることができる。
ケールは、加熱しても嵩が減らず、ほろ苦さや甘み、旨みが残るインパクトのある野菜であり、2000年以上の歴史を持つ。多様な品種が存在し、それぞれが美しい姿をしている。ケールは他の食材と組み合わせてもその個性を引き立て、様々な栄養素を含んでいるため、体にも優しい。こうした特性を活かしたレシピは、サラダやお漬物、デザート、さらにはドリンクに至るまで多岐にわたる。
本書を通じて、ケールの魅力を再発見し、日常の食事に取り入れる楽しみを味わえることは間違いない。ケールの新たな可能性を探る旅が始まる。ぜひこの機会に、ケールの世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。『ケールのレシピ』は、ケール愛好家だけでなく、食に興味があるすべての人にとって必携の一冊となるだろう。
