「ロジラ」という名の由来は、京都の路地裏とゴジラを掛け合わせたものです。ショコラティエ小山進氏が育った京都の路地裏は、彼にとって想像力を発揮する特別な場所であり、子どもの頃のごっこ遊びを通じて、様々なキャラクターに変身する楽しさを教えてくれました。その思いを込めて設立されたお店は、「大の大人が本気で創る秘密基地」をテーマにしています。設計士や左官職人、アイアンアーティスト、陶芸作家など、多彩なプロフェッショナルたちの技が集結し、訪れる人々にワクワク感を提供します。
店内に足を踏み入れると、まず2つの扉が出迎えます。1つ目の扉を開けて進むと、さらにもう1つの扉が待っています。この仕掛けは、チョコレートにとって理想的な温度を保つためのものです。季節ごとに変化する日本の気候に対応し、外気の影響を受けにくい環境を作り出しています。さらに、店内には「1000‰(センパーミル)」と名付けられたガラス張りのスペースがあり、ここでは常時29種類のボンボンショコラが美しく並んでいます。この名前には、「%よりさらに完璧を目指す」という小山氏のこだわりが込められています。
新商品ラインナップが1月11日に発売され、2025年のバレンタインに向けた特別なボンボンショコラや、年齢問わず楽しめるチョコレート菓子が揃います。これらは、訪れた人々にとって特別な体験となることでしょう。
「ロジラ」は兵庫県三田市の「パティシエ エス コヤマ」敷地内に位置し、定休日は水曜日と不定休、営業時間は11時から17時まで。駐車場も完備されているため、訪れやすい環境が整っています。
小山進氏は1964年に京都で生まれ、2003年に「パティシエ エス コヤマ」を開業しました。フランスのショコラコンクール「C.C.C.」では11度の最高位を獲得し、2019年には「世界のトップ・オブ・トップ ショコラティエ100」に選ばれるなど、国際的にも高い評価を得ています。彼の創作活動はお菓子作りにとどまらず、絵本の出版など多岐にわたり、エスコヤマの世界観を広げています。ロジラでの体験は、まさに彼の情熱と技術の結晶であり、訪れる価値がある場所です。